減震パッキンUFO-EUFO-E

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「耐震」「免震」「制振」の違い

耐震

耐震設計とは、地震の揺れに対して、筋違などの壁で建物が変形しないようにガチガチに固めて、耐える計算方法で、日本の現在の殆どの建物がこの方法で計算されています。木造住宅における47条の壁量計算や許容応力度計算、品確法の耐震等級の計算等、全てこの耐震設計です。鉄筋コンクリート造や鉄骨造のマンションや工場なども基本的にこの耐震設計がベースになっています。

耐震設計は比較的計算が分かりやすく、解析がしやすいという利点がある一方、耐震性能を高くすれば高くするほど、地震の揺れがそのまま建物(上部構造体)に伝わり、激しく揺れて家具が転倒しすいとう反面もあります。また震度5程度まで中地震では弾性域(ゴムが伸びてもまた元通りに戻ってくれる)ですが、震度6を超えてくる大地震になると塑性域(ゴムが伸びきって切れないけども元に戻らない)に入り、建物が損傷します。現在の耐震設計は、この塑性変形までは許容されていて、大地震で建物が倒壊せず、人命が守られれば良いという考え方に基づいています。そして、大地震ですでに塑性変形した建物にもう一度震度7の大地震が襲来すると倒壊してしまう恐れがあります。

制震

制震(制振)とは、地震や風による横揺れの運動エネルギーをダンパー装置により熱エネルギーに変換し吸収し揺れを軽減させる方法です。油圧や粘性ゴム等の制振ダンパーがありX方向とY方向に壁内に配置します。高層建物の風による揺れ低減に多く採用されています。木造住宅用にも多くの制振ダンパーが開発されていいますが、耐震性・剛性の高い木造住宅においては、ダンパーより強度の高い耐震壁が初期地震力を負担し、効果は限定的と考えます。最近では時刻歴応答解析ソフト(WALLSTAT)<リンク>で、リアルな動的診断を行うことにより制振ダンパーの適切な配置や効果を検討することが可能となっています。

免震

免震とは、基礎下あるいは基礎と上部構造体の間に「免振装置」を挟み込み、上部構造体への地震入力そのものを小さくする方法です。免振装置にはすべり支承や積層ゴムなどのアイソレータやオイルダンパーなどのダンパーを装着することで、地盤との縁を切り、建物の揺れを小さくすることにより、震度7が震度3程度まで軽減することができ、建物の塑性化の可能性が低く繰り返しの地震に耐えられる最も優れた工法と考えます。ただし、木造住宅への採用にあたっては、コストが高く(300万円以上)、隣家との距離の確保(相対的に50cm以上動くため)、装置のメンテナンスなど、クリアしなければならない問題も多くあります。

耐震・制振・免振の違い

■耐震

筋かい等により地震に耐えます

■制震

ダンパー等により地震力増幅を低減します

■免震

建物と地面を絶縁します

減震パッキン UFO-E

コーラルハウジングは、地震大国日本において地震から家族の命を守るため、国が定める耐震基準の中でも最も高い「耐震等級3」を標準としました。一方、免震のように、建物の揺れそのものを少なくして、家具の転倒を防ぎ、建物の損傷を抑え繰り返し地震にも耐えるようにすることも重要であると考え、免震工法も導入しましたが、免震装置は高価なうえ、敷地を選ぶため、ほとんど採用されてきませんでした。そして長らく探し求めた結果たどり着いたのが、この減震パッキン「UFO-E」です。
土台と基礎の間に挟み込まれた減震パッキン「UFO-E」の可動域は僅か10mm程度ですが、特許となっている円盤の僅かな凹凸形状を摺動することにより、運動エネルギーを摩擦エネルギーに変え、震度7の揺れを震度5程度に「低減=減震」してくれます。実際に2016年の熊本地震においてその効果も実証されています。
コーラルハウジングはオリジナル注文住宅「LEEF」にて標準採用しています。

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